地金鉄板が気持ち良い

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タンクの給油口から覗くと地金の鉄板。
新車のときはそうだった。

RZのタンクのリプロを製作して1年。
この頃はサイドカバーやテール、フェンダーのパーツも
ラインナップして塗装もした状態での販売もおこなっております。

最近タンクコーティングについての質問、依頼を良くいただきます。
コーティングが完全無欠未来永劫のような誤った理解があるようなので
正しく説明させていただきます。
コーティングを全否定するわけではありません。
正しく理解して有効に活用してほしいという趣旨です。

コーティング作業はまさに職人芸です。
当店も過去多数のタンクを施工いたしました。
回を重ねてより良い方法を研究してまいりましたので
それなりのノウハウがあります。
錆取り処理剤をおこなって場合はその処理剤をしっかり乾燥させること。
コーティング剤の前に脱脂するのに洗浄用シンナーでタンク内を洗浄すること。
これはタンクの塗装が弱っている古い塗膜ですと塗膜もダメにしてしまう恐れあり。
コーティング剤を全体にいきわたらるためタンクを適切に回していくのですが、
見えない内部を想像しながらですのでこれが一番のヤマ場。
余分のコーティング剤の排出。
気温。夏の炎天下はコーティング剤が固まり始めて粘度が高まりますので注意。
など、ざっと書いても
初めての場合は結構大変です。
施工技術が問われる点で職人芸ということです。
塗装やFRP成型のように樹脂をいじることは経験がモノをいいます。
旧車タンクでそれを使わなければならない場合 的確な施工をおこなえば
コーティング剤は有効ですが、
でRZは新品タンクに交換していただくのが一番。
と、営業ブログとなってしまいますが、RZにずっと携わってきた当店の
出した結果ですので、どうぞご理解ください。