始動困難②

RZの頃までのバイクは燃料コックがオン、オフ、リザーブの切り替え式で
オン、リザーブにしておくと重力でガソリンは流れようとします。
キャブのフロートバルブがしっかり閉じていれば良いのですが
都合悪くバルブが閉じきらないとオーバーフローしてしまいます。
それがエンジン内に入ってたまると始動困難となります。
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お預かりしている車両はコックをオフにしてても
チョロチョロ漏れてました。
コック交換で、エンジン停止時にオフにしておけば始動困難は
回避できます。
新たに投入したキースター製のキャブリペアは時間をかけて様子を観察するとしますが
現在試運転では元気に走っています。


それとガソリンコックに一言。
当店も出品しているヤフオクサイトで、ヤマハの他車種用のガソリンコックをRZ用と歌い販売してい所が
あります。そのコックはホースの取り出しが1本しかでてません。
当店にも修理車に装着されていることがありました。
RZのコックは右向きと後ろ向きに2本のホースの取り出しがでてます。
ひとつの取り出しくちからホースを
二股の分岐させるという取り回し。
長いホースを緩やかにとりまわすとか、
ホース自体が曲がったものをつかうとかして
接続しないと
ホースが途中でつぶれたりして流れないとか、
二股部分で高低差があると
高速走行時にコック点でガス欠になったとき(リザーブになるときなど)
片側だけガソリンが行かず、そちらだけ焼き付くことも
ありえます。
片側は正常燃焼、ガソリンが行きにくくなった方は油面が下がり希薄燃焼となり
燃焼温度が上がりオーバーヒートから焼き付きとなるという流れです。
そこまで考えてホースの取り回しをする必要があるのです。
そんな面倒なコックを使わずに
当店のオリジナルコックをお使いいただきたいという
営業も含めたおしらせでした。