冬の時期は寒くて乗らないのでエンジンのオーバーホールをするのか、
またRZの人気が上がってきたので不動車をレストアするのかボーリングやクランクの
オーバーホールの相談を良くいただきます。
クランクは分解してコンロッドベアリングの入る軸が痛んでいたら
残念ながらオーバーホールは諦めて当店のクランクセットをご購入下さい。
上の写真は長期保管でさび付いてしまった状態です。当然コンロッドの内側も
同じく錆びてます。機械加工で軸をくりぬいて入れ替えてとコンロッドも交換となれば
当店のクランクより費用がかかりますかね。
もし片方生きていたら当店に片方生きている在庫のある時はニコイチの修理も提案いたします。
本日はメールでの問い合わせで１次圧縮抜けについてご相談がありました。
「一次圧縮が抜けるとどの様な症状となるのでしょうか。とにかくパンチがなく、ダラーっと加速して120キロほどしか出ません。更け上がりは問題ありません。」
というご質問でしたので、
120キロくらいしか出ない症状はキャブがだめな場合が多いです。
もちろん断言はできませんが。
一次圧縮とはクランクシールの抜けを心配されているのかと思いますが、
左はフライホイールとコイルを外せば漏れてるかどうか確認できます。
右はギアオイルに漬かっているので左より漏れにくいですし、漏れたらギアオイルを吸い込んで
右だけ盛大な煙を吐きます。そしてセンターはゴムのシールではないので抜けることは無いです。
ぜひ参考にしてください。
