RZクランクのオーバーホール

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こんかいは2個1でのオーバーホールです。

下のクランクは一度オーバーホールされたことが有り内側のベアリングが

溝のあるものがつかわれています。

見て気になるのが右シリンダー側のコンロッドが無くなっていること、

写真ではわかりませんが上のクランクも同じ側のコンロッドベアリングが

破損していることです。

もしこの状態が同じエンジンで起きたのであればそのエンジンのケースや

シリンダーに何か問題があると考えられます。

破損した側が何処からかエアを吸っていることを疑って欲しいということです。

当然ですけどオイルが行ってないということはないでしょうけどね。

通常使用で消耗していく場合ではコンロッド千切れるようなことはかんがえにくいです

からね。しかも2個とも同じ側というとまた同じことになってもだめですからね。

まあ別々に手に入れた部品取りパーツでしたら問題ないので取り越し苦労ですけどね。

 

まさかのトラブル

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9月もここにきてようやく涼しくなりました。

今年は残暑が厳しかったですね。

このブログも引っ越しして初投稿です。

 

RZ350のトラブルです。第一報は走行中にエンストした。

その後再始動したら始動するものの異音がでて、明らかにおかしい。

ということでレッカーされてきました。

先日も別件で入庫されていた車両でその時は絶好調でしたが急に

どういうこと?その間に何かしたとお聞きするとETCをつけてもらったということ

でした。いきさつを聞くとETCをつけるときタンクを外して燃料ホースが

古くなってるから交換してくれたそうです。

その時に右側のキャブを回したのでしょう。オイルのホースを写真のように

巻き込んじゃってます。

当然ピストンもキズだらけで異音が出るということです。

幸いフルロックして止まったわけではなかったのはオイルの供給がゼロには

ならなかったのでしょうね。

 

その後はオーナーさんがETCを取り付けたお店と交渉して修理はこちらで行いました。

先方も良かれと思ってやってくれたのでしょうからあまり責めれませんが、

もう少し慎重な作業をしてもらいたいですね。

まぁ逆の立場になることもあり得るので自分への戒めとしてもブログに上げておきます。

お盆休みに台風

8月は忙しさに加えこの暑さ。ブログもサボってました。
頑張って熱中症にでもなっては元も子もありませんからね。
毎年お盆が過ぎると厚さもピークを越えていきます。この
台風が過ぎて厚さも納まることを期待しましょう。


先日完成したN様の全塗装。

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タンク以外社外品なので、デカールを買っても使えません。
となると3本ラインはすべて塗装仕上げとなりました。
これも大幅に納期が遅れて申し訳ありませんでした。



Z750FX3の42,7手曲げエキパイ

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Z650がベースとなっているこのエンジン。ゼファー750まで採用された名機です。
コンパクト設計のためボアアップもそれほどできないため、38パイのエキパイしか
ラインナップしてませんが、特注で42,7パイで差込式のエキパイをご注文いただきました。
エンジンがコンパクトということはフレームも狭くなってるので太いエキパイをフレームを逃がしながら
撮りまわす必要があります。







新車やん

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20年くらい前にRZを買ってくれた京都のY君。
年もたまたまミズノと同じ。今年50歳。
3ほど前に自営で仕事するようになったって話を聞いていました。
それで久しぶりに遊びにきてくれたのがこの車。
アンチポルシェ派のミズノとしては車には興味はないけども
これにたどり着くまでのY君の努力に心奪われてしまいました。
日々ダラダラ生きていたら決して手に入らないであろう車。
実に男らしいと思います。






その後のM6 ①

5月に引き上げて来たM6ですが、修理屋探しに右往左往。
初見で預けた修理屋さんでは、ハンドクランキングでひかかるところがあるので、
バルブ周りに異常があるのではないかとのことでした。
そこでは部品の調達が無理らしくこれ以上は進められないとなり、
別の修理屋探しです。ネットを見たり知り合いに聞いたりと。
頼れる先輩の鶴の一声「紹介したるわ」で
藁をもつかむ気持ちでお任せしました。
その方は車屋さんですが販売専門のためいろんな修理屋さんと付き合いがあってのことでした。
心配された部品調達も独自ルートをお持ちでした。それどころかあれほど嫌っていたドイツ車でしたが
部品が全て揃うってすごいことですよ。長く乗るならドイツ車ありです。価格も特別高いわけではありません。
ただ価格はその先輩が直接ドイツから取り寄せているからです。複数の問屋を経由すると外車価格になるのでしょう。



シリンダーの状態。6連スロットがしびれます。R32GT-Rに採用されたのは平成になってからでしたっけ。
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クランク側
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ヘッド回り。案の定バルブは全滅。24回もスプリング縮めるの?RZ屋には気が遠くなります。
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このような作業は根気が必要です。また、知識や経験も必要です。今の若い子がやりたがらない仕事
です。技術が途切れてしまことが残念でしかたがありません。そもそも車も使い捨て、壊れたら買い替えの
時代には納得いってないのですけどね。




ウオーターポンプからの漏れ

ウオーターポンプインペラシャフトのオイルシールが劣化すると冷却水がミッションの方に漏れていき
ミッションオイルが
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白く濁ります。
まだ始まりなので黒目ですね。。
何度もこのブログにも書いてきたごとです。
今回はオイルシールの交換場面を写真撮ってみました。
ミズノのやり方です

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ソケットをあてがい打ち抜きます。カバーの取付け面をハンマーでたたくようなヘマはやめてください。
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オイルシールをはめる前にCRCを塗って滑りを良くしておきます。オイルシールにもね。
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watarsideの向きに注意してください。
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手ではいります。
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ベアリングをいれます。ハンマーを使ってますがそんなにきつくありません。コンコンと周囲をたたけば
入ります。
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入った。
そして表側からインペラシャフトを入れるのですが、その時シャフトにグリスを塗って入りやすくしてください。
純正オイルシールは内部にグリスが塗られてますが、必ずシャフトの先端だけにしかつきません。。
シャフト全体に薄くぬってください。